一過性

まずは納入価格をご覧いただきたい。NBが120円なのに対し、PBは55円と半値以下。この価格差は、»図にあるとおり、リベート(メーカーが仲介料として卸売業者に支払う費用)、拡販費(値引き)、広告宣伝費によるものだ。

最大で2倍ほどのNBとの価格差もさることながら、宣伝費をかけずとも飛ぶように売れるのはなぜか。それは店頭を見れば一目瞭然だ。PBはターゲットNBとの価格差がわかるよう、NBの隣に並べるだけでよい。いわばNBの商品力、宣伝力をうまく拝借した商品なのである。

原価に注目すると、NBの原価は48円、PBは44.55円と、原価も3.45円程度PBのほうがわずかに低い。一般的に、NBカップ麺の原価率は約40%といわれる。対してこのPBの原価率は81%となっている。売価が半額以下だからといって、激安の原料を使っているというわけではないようだ。