一過性

馬の話を素人が書くとポロが出るので、私がより専門的な知識を持っている(?)ドバイそのものの話でも書くことにしよう。
 
 ご存じのように世界経済がえらいことになって、ドバイもえらいことになつているわけである。東大経済卒とは思えない表現だが、ご容赦いただきたい。
「ドバイのバブルがはじけた」というニュースが伝わりすぎて「今年のドバイワールドカップはやれるんですか?」などと真顔で聞く人もいるのだが、そりゃやるに決まってる。DWCやらないくらいなら、いまやってる開催から止めるでしょう。

 また、外国人観光客にとって、昨今の状況は追い風でしかない。現地経済がヤバくなったからといって高級ホテルやショッピングモールが廃墟になったわけではない。むしろレートが安くなったとか、空いているといった、我々にとってはプラスの効果が出ている。タクシーがつかまりやすくなったとか、渋滞が減ったとかも同様である。

 困るのはナキールとかエマールといったディペロッパー、転売目的の不動産買ったまま身動きとれなくなった人、ビザをもぎとられて帰国させられる外国人労働者などである。「普通の日本人」が困る理由というものはない。
 ちなみに、ブルジュドバイはあそこまで建ったんだからさすがにコンプリートするはず。メイダン計画も内容を縮小しつつ、それなりにやるはず。ただし来年までに新競馬場が完成するかは微妙、というのが私の読みである。
 DWC中止云々という騒ぎが起きるとしたら、「旧競馬場潰しちゃったのに新競馬場ができてない」といった形になった場合の2010年だろう。それはそれで、昔のドバイっぽい隙のある話で好ましいような気もする。

 実際のところ、日本人観光客にとっては「ドバイはもうだめだ」と言われているうちが行き頃だろう。ただ今は、ホテルにしてもレンタカーにしても、値下がりの過渡期であって安くなっていものとそうでないものにムラがある。個人旅行で行く人はその辺りのチェックが肝要である。