一過性

アンティックヴァリューはシャダイソフィアだ、亡きシャダイソフィアを買い求めたのだ、と直感しました。

やがてアンティックヴァリューは二冠牝馬ベガの母となり、ベガはダービー馬アドマイヤベガの母となりました。亡きシャダイソフィアは、アンティック ヴァリューの姿を借りて、再びこの世に降臨したのです。

……と書けば、ちょっとええ話やなぁ、となるわけですが、ベガが二冠を達成した直後、吉田照哉氏はインタビューにこう答えました。

「アンティックヴァリューの血統表を見たとき、すぐにソフィアの近親だなって気付いたけど、だから買ったというわけじゃない。いちいち1頭の血統に こだわってるヒマはありませんから」(『優駿』93年8月号)

これを読んだ瞬間、椅子からずり落ちそうになりました。まったく身も蓋もありません。外野が勝手に物語を紡いでも、それは想像の産物でしかなく、現 実はたいていこんなところなのでしょう。

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