一過性

ちょうど1年前の1月21日。千葉・鎌ケ谷のファイターズタウンに2人の怪物がいた。中田翔と三浦皇成。その日は日本ハムの新人とJRA競馬学校騎手課程の生徒による交流会が行われた。 …「頑張ろうな」とお互いの活躍を誓って握手。三浦からはムチをプレゼントされた。…三浦は91勝を挙げ、武豊の新人最多勝記録(69勝)を更新。 …三浦の大活躍を中田は「あいつ、ホンマすごいッスね。ムチ? マジ、宝物やわ」と素直に絶賛したが、大きな発奮材料にもなった。…1年がたち、怪物2人の立場は逆転。「世代の顔」を奪い返そうと、中田が意地を見せるか。(報知 1/22)

新聞とはかくも非情なるものかな。中田翔と24期生の交流会には恰も大江原は存在しなかったかのように扱われ、大江原のムチは三浦が渡した宝物に変身してしまっていた。もちろん、中田翔の記憶にも大江原のことは消えてしまっているだろう。歴史から大江原は抹殺されてしまったのである。悲しげに競馬学校のブログだけが「実際には大江原圭が、自分のムチを手渡したものです」とネットの片隅で事実を訴えているにすぎない。