一過性

こんな夜更けに、闇と風の中に渇水対策協議をしているのは誰だろう。
 それは愛媛と徳島だ。徳島はおびえる愛媛を懸命に励ましている。

徳島   「愛媛よ、なぜを耳を塞ぐのだ」
愛媛   「徳島さんには香川の声が聞こえないの。金は出さないけど、水は欲しいと言っている・・・」
徳島   「あれはたわごとだ・・・」
香川 「かわいい愛媛、一緒においで。おいしいうどんを食べよう。9リットルの水でしめた
     コシは本物だし、トッピングをたくさん用意して待っているよ。」
愛媛  「徳島さん、徳島さん!きこえないの。香川がぼくになにかいうよ。」
徳島  「落ち着きなさい、水もないのにできるわけもないことを言っているだけだよ。」
香川 「いい子だ、私と一緒に食べよう。おいしいうどんでもてなすよ。お前ののどをここちよくさせ、
    満腹にするのだ。」
愛媛 「徳島さん、徳島さん!見えないの、ロードサイドにセルフの店が!」
徳島 「見えるよ。だが、あれはガソリンスタンドだよ。」
香川「愛しているよ、うどん。お前の美しいツヤがたまらない。力づくでも食べてやる!」
愛媛 「徳島さん、徳島さん!香川が水を涸れさせる!香川が四国をひどい目にあわせる!」

 徳島はぎょっとして、水を全力で確保した。あえぐ住民をなだめすかし、やっとの思いで
 協議を終わらせた・・・
 ダムの水はすでに枯渇していた。

魔王 続・妄想的日常 (via gkojax) (via oosawatechnica) (via kml) (via yu5yam) (via petapeta)